スーパーで、ミネラルウォーターを箱で買ったときのこと。
カートの下段に2ℓの水が6本入った段ボールを置いているので、いつものようにレジで声をかけた。
「水も、お願いします」
このときほんの小さな楽しみに、緊張というかワクワクというか賭けをするような感じというか、そんな気持ちになる。
「はい。あとで打ちますね」
そう答えたレジのスタッフさんは、カゴの中の商品のレジ打ちを終えると、水のことは十中八九忘れている。それを見て、ちょっとホッとする。忘れっぽいのは自分だけじゃないと安堵するのだ。
だが、きのうは違った。
「あとで、打ちますね」と言った若い女性スタッフは、赤いスーパーのテープをパッと自分の左手に貼った。
(ああ、こうすれば忘れないよなあ)
感心した。
そして「あと、水ですね」と言いながらレジを出るときに、ひょいっとレジ打ちが終わったカゴを持ち上げた。そのカゴをカートに置き、ミネラルウォーターのバーコードに機械を当て、左手の赤いシールを段ボールに貼った。
この流れるような動きに、ふたたび感心した。
客がやるべき「カゴをカートに乗せる」という作業をなんとも自然に「ついでですから」というかのようなフットワークの軽さでやってのけたことにも。
素敵な女性だなと、思った。たぶん彼女は、自分の頭で考え工夫し仕事をしている。彼女を見て、どんな仕事にもクリエイティブな感覚は生かせるのだということを再認識した。
最近のお家ご飯。鶏レバーを茹でたもの(胡麻油と塩でいただきます)、揚げ茄子のピリ辛、エリンギのバター炒め、帆立のカルパッチョ。
新鮮なクレソンが手に入ったので、蛸と香味野菜のサラダ(上にのっているのは葉玉葱)、ポークソテー照り焼き風。どちらもワインで。主婦の仕事も、クリエイティブな感覚を生かせるものばかりですね。
レジの方、すごい工夫ですね。
カート下段に入れたりんごなど忘れられた事があります。
レジで安すぎませんか?といって確認してもらうとやっぱり「りんごの分入れてなかったです。」ということに・・・・。
その方プロ意識がありますね。本当に素敵な人です。
お家ご飯の数々美味しそうなものばかり。
クレソンが食べたい!
友人の山荘に湧き水があり、そこのクレソンが最高に美味しいのです。
hanamomoさん
小さな工夫ひとつなんですが、すごいですよね。
やっぱりそういうことありますか。結局、それで待たされるのはお客さんなんですよね。
誰にでも失敗はあるとは思うんですが、次は失敗しないように考えることって大切ですね。レジの彼女を見て、実感しました。
洋食は簡単に作っても華やかに見えて目でも楽しめるものが多いですよね。
クレソン、ようやく新鮮なものが出回ってきました。山梨産はまだのようですが、この時期神奈川のクレソンがまず先に売りに出ます。
山荘の湧水のクレソン!
格別でしょうね♡
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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