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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

椎茸嫌いのなおし方

上の娘は、ここ明野に越してくるまで、椎茸が嫌いだった。

だが、越してきてすぐに明野産の椎茸を食べ、好きになった。

明野では椎茸栽培をしているお家も多く、クラスメイトの家でも椎茸を作っていた。椎茸は榾木(ほだぎ)と呼ばれる細い丸太に菌を植えつけ育てる。いらなくなった榾木を薪にといただいたときに、椎茸もいただいた。それを焼いて食べたのだ。

採れ立ての椎茸は、香りもよく、歯ごたえもしっかりしている。旨みが濃い。

 

そのとき思った。子どもの舌は正直だ。美味しいものを食べれば、それが何であれ美味しいと思うのだ。

新鮮なもの、美味しいものを料理する。シンプルだが、毎日のこととなると難しくもある。高価なものばかり食べられるはずもない。だからできる範囲で、食材選びには気をつかってきたつもりだ。

 

去年だったか、夫が四谷のレバーが看板の焼き鳥屋に娘を連れて行ったことがある。そこはレバーの店だというのに、娘は大きな声で言ったそうだ。

「わたし、レバー嫌い」

ところが、ひと串どころか夫の分までをもたいらげ、

「もっと食べたいな」

と、レバーをおかわりしたという。そこのレバーは本当に美味いのだ。

子どもの舌が正直なんじゃなくて、娘の舌が正直なのかも知れない。

 

そんなことを思い出しながら、椎茸を焼いた。

花梨と一緒にいただいた、お隣りさんが栽培した採れ立ての椎茸だ。

お隣りにいただいた椎茸と柚子。椎茸が小さいんじゃなくて柚子が大きいの。こんなにきれいな椎茸が作れるなんてすごいなあ。

椎茸は、シンプルにバター焼きにしました。

柚子は丸々1個贅沢に使って、鮭の南蛮漬けに。

レバーペーストは、夫作。週末夫の友人がワインを持って遊びに来たとき、ディップ祭りをしました。飲んで食べて、写真がない(笑)

 

☆『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ、更新しました。

【まだ間に合う!紅葉の『昇仙峡』ウォーキング♩】

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  1. ぱす より:

    娘さん、椎茸が食べれるようになったのですね。
    美味しい椎茸は、絶品ですよね!

    私の上の息子は、いまだ椎茸が苦手です。
    すみません。なめくじみたい・・って、小さい頃から言うんです。
    大きくなって、離れて暮らすようになってから、すっかりそのことを私も忘れていました。

    いつかの晩ごはんで、きれいに椎茸だけよけてありました。
    「ごめん・・・椎茸だけは・・ごめん・・・」って。すまなそうに言いました。
    大人になったなあと思いました。

    • さえ より:

      ぱすさん
      採れたての椎茸、ほんと美味しかったです♩
      息子さんも、椎茸ダメなんですね~
      食感と匂いが苦手な子も多いと言われる食材ですよね。
      息子さん、ちゃんと謝って残すなんて微笑ましいです♡
      そうですね。みんな大人になりますね。

  2. hanamomo より:

    こんばんは。
    秋のしいたけ肉厚で美味しいですね。
    塩焼きにレモンや柚子など搾って食べるのも美味しいですし、今夜はチーズ焼きにしました。
    お嬢さん、美味しいものはわかったんですね。

    鮭の南蛮漬け美味しいですよね。
    作り置きと思ってたくさん作ってもすぐになくなります。

    秋は美味しいものが多いですね。

    • さえ より:

      hanamomoさん
      秋はほんと、美味しいものがいっぱいですね~♩
      柚子やレモンを搾るのも美味しいですね。チーズ焼きにすればボリュームある一品になりますね。
      娘は、美味しいもの大好きです。今ではほとんど嫌いなものもなく、アジア料理やタイ料理などの辛いものや香味が強いものも大好きでよく食べるようです。
      食べても太らない体質で、うらやましい限りです。
      南蛮漬け、じつはこんなにたくさん作ったのにふたりで食べて2切れしか残りませんでした。
      hanamomoさんのところも、一緒でホッとしました(笑)

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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