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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

ジブリ美術館「食べるを描く。」

デザイナースクールの講師である友人に誘われて『三鷹の森ジブリ美術館』へ行った。十年ぶり? いや、もっと前に末娘と一度だけ行ったことがある。

彼女は学生たちの引率だったのだが、そこに混ぜてもらい、一緒に歩いた。と言っても自由行動だったので、のんびりお散歩気分だ。

 

1階のミニシアター「土星座」で、短編アニメーション『コロの大さんぽ』を観て、屋上から、3階、2階と観て歩く。

2階の企画展示室では「食べるを描く。」をやっていて、ジブリアニメのなかの食べるシーン、飲むシーン、料理するシーンがクローズアップされ、『となりのトトロ』のサツキが料理する台所や『天空の城ラピュタ』のタイガーモス号のキッチンが実物大で再現されていた。かまどの時代の台所は、ぬくもりがある。

 

その企画展示室の入口、食べているシーンを一面に集めた展示が、壮観だった。

観た途端、あっと思った。映画『ニュー・シネマパラダイス』のラスト、キスシーンの上映を禁止されていた時代に、削除するため切り取ったフィルムをつなぎ合わせキスシーンばかりを集めた映像が流れていくシーンが脳裏によぎる。

ああ、食べることって、人を愛することと似てる。生きていくのに、どうしても必要なこと、身体じゅうで欲していくこと、どちらも生きることそのものだ。

 

隣では、『崖の上のポニョ』のラーメンをお孫ちゃんたちに再現して作るという友人が、熱く語っていた。

「えっ? ポニョ観てないの? ポニョは観な~もうもうとにかく可愛いの!」

帰ったら、ポニョを観ながら熱いラーメンをすすろう。

CIMG3257

JR三鷹駅南口から、ジブリ美術館行きのバスが出ています。

CIMG3259

薄めの山吹色に白で描かれた絵。派手すぎない可愛らしさが、ジブリですね。

CIMG3261

車内にも、まっくろくろすけ1匹だけ紛れ込んでいました。遊び心あるなあ。

CIMG3272外観です。室内は、撮影禁止でした。

CIMG3276入口から、すでにジブリの世界です。平日なのに人いっぱい。

CIMG3274見上げると屋上を歩く人が。蔦の絡まる螺旋階段で上ります。

CIMG3278屋上のにいる守り神のロボット兵。晴れていて気持ちよかった。

CIMG3286「あ、薪だ!」と言って写真を撮っていたら、友人に笑われました。

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  1. ユミ より:

    「ジブリ美術館」ぜひ行きたい所の一つです。
    孫もいるせいか、結構ジブリ作品は好きで、たぶん殆ど見ていると思います。
    美術館へ入るには予約が必要なんですよね~?
    せっかく行くのなら、ジブリ大好きな孫達と行きたいし、しかも東京とくれば、なかなか実現しそうにありませんが、いつかはきっと・・・
    ラピュタのロボット兵見たら、感動しそう・・・(´-`*)
    12月にあべのハルカス美術館で、ジブリの立体建造物展があるので、それは絶対に行きたいと思ってます。(^^)/

    • さえ より:

      ユミさん
      子ども達、ジブリ大好きですよね~♩でも平日のジブリ美術館は、大人や外国人観光客がいっぱいでした。
      平日も当日券は出さないらしく、予約なしだと入れないようです。
      チケット1枚余っちゃって、とそのあと女子会する予定だったので急遽誘ってくれました♡
      ぜひお孫ちゃんたちと行ってくださいね~
      屋上に上がると、ロボット兵の前には、写真を撮る人が長蛇の列でしたよ(笑)
      逆にあべのハルカス、行ってみたいな~♩

  2. papermoon より:

    さえさん、おはようございます!

    ジブリアニメファンの娘のおかげで私もほとんどの作品を観ましたよ。
    どの作品も見応えがあって子供だけでなく大人も充分楽しめますよね。
    確かに食べるシーンは多いかもしれませんね。
    《千と千尋と神隠し》で迷い込んだ不思議な街で千尋の両親が豚になるまで食べまくるシーンはさすがに怖かったですが。
    料理したり食べたりするシーンが多い映画に《かもめ食堂》がありますが、この映画を観るたびにおにぎりが食べたくなります(笑)
    ジブリ美術館があるとは知りませんでした。
    いつか娘と行きたい場所が増えました。

    薪を見て写真を撮っているさえさん、可愛いです♪

    • さえ より:

      papermoonさん
      お嬢さん、ジブリファンとおっしゃっていましたよね~♩
      わたしは、子どもが大きくなってからの作品は観ていないのもけっこうあります。
      でも、うん。確かに大人も楽しめる。
      『コロの大さんぽ』みたいな小さな子向けの作品でも、町の風景、家並みや電柱、踏切なんかがリアリティ追求してあって、だけど、この大きさはないだろうというような蛙やカラスが出てきて、その対比なんかもおもしろかったですよ。
      『千と千尋の神隠し』の豚になるシーン、怖かったですよね。展示もいっぱいありました。
      『かもめ食堂』かあ。
      おむすびやシナモンロールは、匂いまでしてきそうでしたよね~
      わたしも大好きな映画です。
      ぜひ、ジブリ美術館、お嬢さんと行ってみてください♩

  3. ぱす より:

    ジブリ美術館!
    いつかは、行きたいなあと思っています。
    青空に映えて、素敵です!

    ブログにも書きましたが、ジブリ音楽のオーケストラに魅了されてからジブリ映画を見返しています。
    今日、偶然にも録画していたラピュタを見ました。ロボット兵。三鷹の美術館にあるのだなあと、思いながら見ていました。 
    食からのジブリ映画も面白い視点ですね。
    ラーメンポニョがうたたねしながら食べてましたね。

    音楽は魔女の宅急便やナウシカが好きです。
    ハウルも良かったなぁ〜。

    ニュー・シネマ・パラダイスのラストシーンは、鳥肌立ちました!

    • さえ より:

      ぱすさん
      ほーんと久しぶりの澄み切った青空で、気分ものーんびりしました。
      ぱすさんも、ジブリ大好きですよね~♩音楽もいいですよね~♡
      今日ラピュタを観たところなんですか~
      食べることが大好きなわたしには、ぴったりの企画展で行けてよかったです。
      ジブリ作品、食と音楽に心を留めながら、ポニョから観てみたいと思っています。
      でもでも、『ニュー・シネマパラダイス』も、もう一度見たくなりました。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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