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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

食卓での会話

「炊き込みご飯は、やっぱり炊きたての方が美味しいね」

翌朝、夕べの炊き込みご飯を食べて、わたしが言った。

「そうだね。でも田舎汁は、味がしみて夕べより美味しくなってる」

夫に言われて、ああ、ほんとうだと気づいた。

我が家では、鶏肉と根菜の味噌汁を田舎汁と呼んでいる。それが前日より、根菜に味噌が、汁には根菜の旨味がこっくりとしみていた。

 

食卓での何気ない会話だ。

しかしやはり、作る側と食べる側の心理が、何気ない会話のなかから読みとれる。作る側のわたしは、美味しいものを食べてもらいたいと思い、時間が経った炊き込みご飯の味を気にしていたし、食べる側の夫は、気にしなくていいよという気持ちから、でもこっちは美味しくなったと言ってくれている。

わたしは普段から、ひとつのことに気をとられて全体を見渡せないところがある。だから彼の発言に小さな驚きを覚えることが多い。このときもそうだった。

「あ、田舎汁、ほんとに美味しい。なんで気づかなかったんだろう」と。

 

同じ家のなかで暮らしていても、性格も立ち位置も違うふたり。だからこそ、何気ない会話のなかに小さな驚きが、そして思いやりが散りばめられている。

そういうものを見落とさず、ひとつひとつ大切に貯金しておこうと思う。

何のために? まあたぶん、ケンカとかしたときのために。

CIMG4405炊き立ての、切り干し大根の炊き込みご飯です。

CIMG4434夫が在宅勤務のある日の昼食です。前日の田舎汁。根菜たっぷり。うちの会社では、去年から週に1回在宅勤務の日を設けています。

CIMG4437関係ないけど、夕べはおでんでした。ふたりなのに大鍋いっぱい(笑)

COMMENT

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  1. ぱす より:

    >たぶんケンカしたときのために。・・・

    わかります!ケンカした時、笑いあったあの日々は
    何だったのか、取り戻したい、
    だから、赦そうか・・・。そんなことを繰り返します。
    何気ない会話の中に、相手を思いやる気持ち。
    夫婦だからこそ、しないといけないのに、
    一番私はそこがおろそかになってるなあと、最近思うことがありました。
    お互い様でしょうが・・・。最後は2人ですもんね。

    おでん。たくさんですね。でも助かりますね。
    白いのははんぺんですか?ふわふわでしょうね。

    • さえ より:

      ぱすさん
      そうですよね~けんかしたときのために(笑)
      ついおろそかになってしまうっていうの、わかります。
      おたがいさまだからこそ、ふたりでいい方向に進めるようにしたいとわたしも最近思います。
      おでん、今朝もです(笑)
      はんぺんは、紀文のおでん用のはんぺんで、これまで食べたはんぺんのなかでいちばん美味しかったです♩

2-7

PROFILE

プロフィール
2016-10-02-11-07-59-1
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

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