前回、味はめちゃくちゃ美味しかったものの大きさのセレクトを失敗した「リュウジの至高のコロッケ」にリベンジした。
お肉屋さんに絶対に負けない超サクホク感
甘辛く炒めた挽き肉とバターの効いた味付けがポイント
もうこれを読むだけで、食べたくなる。
「お肉屋さんのコロッケ」というワードに、人はなぜこんなにも惹かれるのだろう。
5歳でここ明野町に越してきた末娘は、都会で暮らし始めた頃によく言っていた。
「お肉屋さんのコロッケが、食べられる!」
明野町には、お肉屋さんどころか、スーパーもコンビニもない。駅もなければ線路も通っていない。
彼女にとっては、「お肉屋さんのコロッケ」が都会を象徴するものひとつだったのだろう。
わたしも結婚したばかりの頃には、大田区の石川台希望ヶ丘商店街のお肉屋さん「アンデス」で、よくコロッケを買っていた。
その頃、なんとしっかり大きなコロッケが4個100円だったのである。
商店街の人の波や、威勢のいい店主の声や、夕暮れどきのうら寂しさに入り交じるコロッケを揚げる匂い。
「お肉屋さんのコロッケ」という言葉には、そういうものが詰まっているのかもしれない。
ないものねだりをしていた娘は、今は手に入れた都会での暮らしのなかで、お肉屋さんのコロッケを食べたりしているのだろうか。それとももう、すっかり飽きて忘れてしまっただろうか。
リュウジのレシピでは4等分になっていたのを、8等分にしました。
一度に4個揚げました。残りは、冷凍庫へ。
2個ずつくらいが、ちょうどいい。
これまで作ったリュウジのレシピ。
何度もリピートしている「白菜のコールスロー」。
「丸ごとアスパラをミラノ風に~世界一おいしいアスパラの食べ方」
「絶妙な食感でやみつきのうまさ!~無限湯通しキャベツ」
何度もリピートしている「無限玉葱」。
料理研究家リュウジのおかげで、食卓がずいぶんと華やいでいます。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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