二十四節気がトップの立春を迎え、七十二候は第一候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」を経て、明日第二候「黄鶯睍睆 (うぐいすなく)」を迎える。
明野の冬は、まだ木枯らしが吹き荒れているけれど、季節は少しずつ春に向かっている。
「睍睆」は、美しい鳴き声に用いられる言葉だという。
ウグイス、オオルリ、コマドリが、日本三鳴鳥と呼ばれ、美しい鳴き声をしているそうだ。
ウグイスが初めて鳴いた日は「ウグイスの初鳴日」として気象庁が観測しているのだが、ちなみに昨年2020年の山梨での初鳴きは、3月6日だった。
桜前線と同じく、北上していくものらしく、南の方で鳴き始めるのが今頃なのかもしれない。
毎年聴いていて、なんとも微笑ましいのは、まだ上手く鳴けないウグイスの「ホーホキョ」「ホーケキョ」という未完成な鳴き声だ。
これにも名前がついていた。
「ぐぜり鳴き」と呼ばれるもので、若いウグイスだけでなく、大人の去年までしっかり鳴いていたウグイスも、春先には練習しないと鳴けるようにはならないらしい。
「ホー」は息を吸う音で「ホケキョ」がさえずりだそうだ。
オオルリは「ピールーリー」、コマドリは「ヒンカラカラカラカラ」と文字にするとこうなるが、聴いてみると高音でたしかに美しい声だった。
コマドリは、その鳴き声が馬のいななきに似ているところから「駒」と名がついたというけれど、当たらずとも遠からず。馬ってこんなに美しい声だったっけと首を傾げた。
そんなこんなを調べつつ、窓から眺める八ヶ岳は、まだまだ凍っている。
きのうの八ヶ岳です。久しぶりに、新たに定点観測に使っている場所へと車を走らせました。(3分ほど)
八ヶ岳連峰のなかで最高峰の赤岳は、真っ白。
権現岳の三ツ頭もくっきりと見えていました。
西へとカメラを向けると。
南アルプス連峰は、甲斐駒ヶ岳。山梨のニュースでは、富士山の次によく登場する鋭鋒です。
雲ひとつない空と山。凍った冬ならではの楽しみです。
こんばんは。
快晴ですね!真っ白な世界にいるとこんな美しい景色で心が晴れ晴れとしてきます。
田んぼに雪がないのですね。
うぐいすの初鳴きまでそちらはあと一か月ですね。
当地は2かげつかな?いやもっと先でしょう。
すがすがしい気持ちになりました。
ありがとう♪
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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