”大人の恋”を描いた朝倉かすみの長編小説。青砥健将と須藤葉子は、中学時代の同級生。たがいに初恋の人だと自認しているが...
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本屋の店頭で手に取った初めて読む作家の文庫本。手に取ったきっかけは、シミルボンサイトで見かけたからだ。守屋聡史さんの...
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江國香織, 読書 2021.12.09
本棚にあった江國香織の『神様のボート』は、1999年に発売された新刊で、たぶんすぐに買って読んだのだと思う。22年前...
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今年「本屋大賞」第一位に輝いた、町田そのこの長編小説。クジラの声は、人間には聴こえない音域だとは知っていたけれど、ほ...
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映画, 漫画, 読書, 鑑賞 2021.11.28
コロナ禍に本格的に突入してから、初めて映画館で映画を観た。劇場版『きのう何食べた?』である。コミック、ドラマとハマり...
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高知は、”市”も楽しい。その”市”を舞台に描かれたのは、乃南アサ『岬にて』に収められた「春の香り」である。〈彼女〉は...
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原田マハの短編集『星がひとつほしいとの祈り』には、「沈下橋」が収められている。四万十の話だ。60歳になる多恵は、四万...
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「あの『ごめん』って、何だろう?」走ってくる路面電車の行き先表示を見て、夫が首をかしげた。その言葉に、以前読んだ本の...
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新川帆立, 読書 2021.11.15
夫が、書店店頭で購入した文庫である。新川帆立の小説は、初めて読む。主人公は、弁護士剣持麗子、28歳。年収2000万に...
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始めて読む、寺地はるなの長編。主人公の羽猫山吹(はねこやまぶき)が8歳だった1988年5月から5年ごとに物語は進み、...
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辻村深月, 読書 2021.11.07
辻村深月の4編から成る短編集は、どの短編も過去と現在が交錯する。主人公に寄り添い、むかしの「あの人」をイメージして読...
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朝起きて、まず八ヶ岳を見る。ああ、今朝は白く美しく冠雪している。ああ、八ヶ岳おろしを吹かせる分厚い雲をかぶっている。...
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原田ひ香, 読書 2021.10.20
お金の話は、けっこうおもしろい。人は三千円の使い方で人生が変わるよ、と祖母は言った。美帆が、中学生のときのことだった...
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『I LOVE YOU』に引き続き、15年以上前に読んだアンソロジーを再読した。『LOVERS』は、人気女性作家9人...
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