「海老しんじょうが食べたい」
と夫が言う。
「海老しんじょう、ですか。食べたことないなあ」
わたしの食歴に、たぶん、海老しんじょうはない。
そういうときのネットレシピ。どうやら、はんぺんと海老をすりつぶして丸めたものらしい。検索に「海老しんじょう、椎茸」と出てくるから、椎茸を入れるのがスタンダードなのかも。
椎茸うんぬんもそうだが、茹でたもの、揚げたもの、あんかけ、すまし汁に浮かべたもの、薬味も三つ葉だったり生姜だったりする。
「椎茸は入ってた。揚げて、あんかけ。薬味は生姜」
聞くときっぱりと返事が返ってきた。イメージするものがあるようだ。
レシピに見当をつけ、まとめ買いしにスーパーへ出かけた。久しぶりにはんぺんをカゴに入れる。
ところが野菜売り場で椎茸をカゴに入れた途端、ビビッときた。
「レンコンだ」
閃いたのは、『きのう、何食べた?』でケンジが作っていたつくね蓮根。
あのモチモチ感がぴったりくる気がした。
結果、オリジナルレシピで作ることになった。
すりおろしたレンコン200g、卵の白身1個分、片栗粉大さじ1、塩少々を粘り気が出るまで混ぜる。
海老100g、椎茸4枚は、粗みじんに刻み、レンコン種に加える。
丸めて、揚げる。
温めてとろみを出したあん(出汁200㏄、醤油小さじ1、みりん小さじ1、塩小さじ1/2、片栗粉小さじ1)をかけておろし生姜と木の芽を飾る。
備忘録にとかいたのは、レンコンがもっちりしていて、海老と椎茸の旨みが相まって、とても美味しかったからだ。
食べたことのない料理を作るのも、また楽しい。
レンコンの海老しんじょうです。庭の木の芽ものせました。
これが木の芽かと思うほど、茂っています。
庭の恵み。イタリアンパセリは毎年芽を出して楽しませてくれます。
ピーマンのないナポリタンのアクセントになってくれました。夫がスモークしたベーコンがスモーキーで美味しかった。スモークの話はまた明日。
今年はもう出ないかもと思っていたアスパラガス。1本だけにょきっと生えていました。鉢が逆さにかぶせてあるのは、ウドのお家です。
長ーい。どこまで食べられるかな。
包丁を入れた感触で、根もとの方は捨てて、皮を剥いて、バター焼きに。1本ですがふたりでじゅうぶん楽しめました。
おはようございます。
海老しんじょう。とても美味しそうです。
割烹料理屋さんや、料亭で出されるような、本格的な感じですね。
山椒がまた効いていたでしょうね。
長い、アスパラガス。
おうちの畑で、アスパラガスなんて、贅沢ですね!
美味しかったでしょう♪
海老しんじょうは私も料理屋さんでしか食べた事ないです。
蓮根は蓮根饅頭って呼んでたまに作るんです。
すりおろした蓮根と刻んだ蓮根を両方入れて。
大根に変えると大根餅。
あ、大根餅は煮らずに焼くんですけど。
色々材料を変えて、新しい物を作るって楽しいですよね。
私はいつも適当に料理本にない料理を作っています。(^^ゞ
アスパラの長さにびっくりです。(@_@)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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