新宿で、久しぶりにデパ地下に寄った。知人に菓子折りを買うためだったが、バレンタイン直前のこの季節、チョコレートを食べ...
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「どうも。右手くんです」「おひさです。左手くんです」「ふたり合わせて、両手!」「わわわ、おもしろくなーい!」右手くん...
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末娘が都会へ出ていって、もうすぐ4年になる。この4年間、何度も訊かれた。「淋しいでしょう?」その答えは、ずっと変わら...
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あ、今、数字の近くにいる。そう感じる瞬間が、周期的にやってくる。仕事が広告会社の経理なので、月ごとのルーティンがあり...
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人は、「だんだんと」に誤魔化される。朝目覚めて、そう思った。夢を見たのである。バスに乗って、市役所のようなところに向...
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秋口からグリーンのコーディガンを、よく着た。暖かい日が多かったから、ちょっとしたお出かけにはぴったりだったのだ。おと...
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「正月休みだから、気をつけて」休み中、合言葉のように夫や娘と交わしていた言葉だ。連休や長い休みには、他県ナンバーの車...
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正月3日。お隣りは韮崎市の武田八幡宮に初詣に出かけた。毎年詣でるその神社は、三が日でも人が少なく、ゆったりとした気持...
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新年は、初日の出を見に行くことから始まった。日の出前に起き、車を5分ほど走らせ、夫と上の娘と「寒いね」「富士山きれい...
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玄関に、大きな丸太がある。米松の丸太。海を渡って来たアメリカの松だ。家を建てたときにお世話になった大工さんと一緒に、...
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年末である。年賀状の印刷で、プリンターはフル回転。旅行の写真を両親に送る際にも長時間労働してくれた。最近とみに、プリ...
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ため息をつくと、幸せが逃げる。よく聞く言い伝えだが、由来には、ため息を聞いた周囲の人が不快に感じて離れていってしまう...
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クリスマスである。東京で暮らす子どもたち3人それぞれに、プレゼントを送った。イブの夜に枕元に置けそうな小さなものだ。...
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「まだ、痛むんだよ」肺の手術をしてからというもの、電話の父の声がか細く聞こえるようになった。88歳という年齢での手術...
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