末娘が帰ってきた晩は、久しぶりに手巻き寿司にした。大皿にたくさん盛って、たくさん食べて、たくさんしゃべった。大皿は食器棚に7~8枚あるが、そのなかでもいちばん大きな皿だ。...
ネイルを更新した。聞いてはいたのだが、いつも担当してもらっていたネイリストさんが今月いっぱいで転職するという。ちょっと淋しいけれど、若いのだからひとところに収まっていなく...
最近のペペペ日めくりカレンダーで、目に留まったのは、「何も考えずにひたすら泳ぐ日」だ。ヨガ友の少し年上の先輩が、ヨガ教室で言っていた。「ここに来ると、何も考えずに身体を動...
隣りの森に春蘭が点在しているのを、夫が見つけた。春に咲くから春蘭と名づけられたという野生の蘭である。花言葉は、「ひかえめな美」「飾らない心」など。森でひっそり目立たずに小...
夕飯に、お好み焼きを焼いた。お好み焼きを焼くときには、買い物時点で緊張する。小麦粉、卵、キャベツ、豚バラ肉、干し海老、揚げ玉、鰹節、青海苔、お好みソースにマヨネーズ、紅生...
三度三度キッチンに立つ日々、ケチャップを使うたびにポルトガルの旅を思い出している。ポルトガルには、ケチャップがなかった。朝食にオムレツを焼いてくれるホテルでさえ、ケチャッ...
東日本大震災が起こってから9年目となるきのう、「3.11リモート追悼グラファシで想う。#離れていても追悼できる」に参加した。Facebookのイベントの参加を募る告知には...
久しぶりに『ホテルカクタス』を開いた。江國香織のちょっとイレギュラーな――なにしろ登場人物は、帽子ときゅうりと数字の2だ――連作短編集である。以前、そのなかの「眠れない夜...
言葉っておもしろい。年越ししたポルトガルはリスボンでの出来事である。年越しの3日間は、カウントダウンイベントが行われるコルメシオ広場まで歩ける場所、フィゲイラ広場の目の前...
小中学校の休校に伴い、学校給食がなくなったことで様々な余波が起きている。牛乳が余ってしまうというのもそのひとつだそうだ。給食に必要なだけの出荷を見込み生産していたのだから...
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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