「彼女は、決して期待を裏切らない」そう言ったのは、運転免許センターの教官だ。ゴールド免許なので5年ぶりの更新。視力を測り、写真を撮り、30分の講習を受けた。そこで聞いた話...
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心のなかも見えないが、服の中身も見えない。「金具やプラスチックのある下着は、とってください」レントゲンを撮る際に、言われた。「金具もプラスチックも、ありません」そう答える...
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朝6時。真っ暗ななか新聞をとりに行くと、東の空に三日月が輝いていた。細く尖って金色をしている。「きれい」思わずひとりつぶやいた。いつもはわたしが朝食の支度をしているあいだ...
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珈琲を淹れようと、薪ストーブの上にかけてあるやかんをガスコンロにかけた。ガスコンロで再沸騰させた湯で、ドリップするためだ。そのあいだに珈琲豆を手挽きのミルで挽く。浅煎りの...
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休日の朝、夫より早く起きたので、火が消えかけたストーブに薪を入れ、のせてあったやかんの白湯をひとり飲んだ。彼は夜更かしをしたらしく、火はかなり残っていてすぐに炎を上げた。...
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芝居, 鑑賞 2018.02.12
末娘が、演出助手を務める芝居『私信、ユートピアにて』(青色有線)を観てきた。チラシには、こうかかれている。願わくは、私じゃない私になって、私の人生を生き直したいのだ。ここ...
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先週、夫が出張でベトナムはホーチミンに行った。そこで気に入ったという絵をひとつ、土産にと買ってきた。ペーパークラフトで作られた立体画で、やわらかい色合いの青空の下、荷を運...
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家ご飯, 食 2018.02.10
最近、朝食によく登場するのが、もやしのナムルとピーマンのきんぴらだ。目玉が飛び出るほど値段がつり上がった野菜たちを横目に、値が安定しているもやしやピーマンを買うことが増え...
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偶然、末娘の小学校のときの同級生に、会った。こちらはわからなかったのだが、もしかしたら、と呼び止められた。銀行の窓口で、彼は銀行員。娘と同い年だから23歳になるはずだ。「...
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東野圭吾, 読書 2018.02.08
出先で急に空いた時間に読むものがなく、コンビニのブックコーナーを物色することがある。「読むものがなくなったら、どうするの?」末娘が帰省してくる際、そう言って何冊もの本を鞄...
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山, 田舎で 2018.02.07
雪を眺めながら散歩した週末、夫と話した。「今年は、茅が岳(かやがたけ)に登ろうか」「それにはまず、登山靴を買わなくちゃね」大学時代、山歩きの同好会に所属していた彼は、年末...
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きのうの朝のニュースで、「3B(スリービー)」という言葉を知った。bed(ベッド)bath(お風呂やトイレ)bus(通勤などのバスや車)3つの頭文字で「3B」アイディアが...
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この週末、雪の残る明野をのんびりと散歩した。田畑は、まだ誰も足を踏み入れていないまっさらな雪に覆われている。そこに、小さな足跡をいくつも見つけた。「シカかな?」「タヌキか...
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有川浩, 読書 2018.02.04
野良猫だったナナの語りで始まるこのストーリーは、連作短編になっている。交通事故でケガしたナナは、ひとり暮らしのサトルに助けられ飼い猫となるが、サトルはある事情からナナが飼...
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