井上荒野, 読書 2020.09.05
井上荒野という穴に落ち、沼にハマり、読み続けている。セックスレスに悩む伽耶(かや)は、結婚15年目の41歳。夫の匡(ただし)は、ひとつ年上の42歳だ。「あなた、恋人がいる...
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妙なタイミングで、箸が折れた。夕食を食べながら、ドラマ『すぐに死ぬんだから』の録画を夫と観ていた。2話、主人公忍ハナは、死んだ夫に隠し子がいたことを知る。まさにそのシーン...
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家ご飯, 食 2020.09.03
米茄子をいただいた。大きく丸いその茄子を、その場でハサミで採ってくれた。「痛っ!」指に茄子の棘が刺さっても、夫は大喜びだ。彼は米茄子が好きというよりは、学生時代に行きつけ...
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ここ北杜市は、水が美味しいところである。南アルプス連峰。八ヶ岳。茅が岳に金が岳。山に囲まれたこの場所は、山々と森のなかで育まれた伏流水が眠り、湧き出す。「大滝湧水」の記事...
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家ご飯, 食 2020.09.01
「オクラは、山葵醤油だよ。酒の肴にいくらでも食べられる」夫が、サッカーのチームメイトにオクラをいただいてきた。今まで栽培したオクラのなかでいちばん美味しいと太鼓判のアーリ...
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馳星周, 読書 2020.08.31
163回直木賞を受賞した馳星周『少年と犬』は、東日本大震災で飼い主とはぐれた「多聞(たもん)」が寄り添う人たちを描いた6編の連作短編集だ。「男と犬」震災から半年後の仙台、...
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花と木, 田舎で 2020.08.30
以前調べた花なのに、すっかり忘れている。ということがよくある。夫と散歩していて、花の名前を聞かれたが、うる覚えだ。「たしか、センニンソウだったような」ここまで思い出せれば...
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家ご飯, 食 2020.08.29
ミニ胡蝶蘭と一緒に、大きなパプリカをいただいた。4つもあるので、何を作ろうかとネットレシピを検索すると、「パプリカのアンチョビマリネ」が美味しそうだったので、それにした。...
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生き物, 田舎で 2020.08.28
けろじが瞬きしている瞬間を、目撃した。ウッドデッキにシェードをとりつけようと、2階のベランダに出て夫と布を押さえたり紐を引っ張ったりしていると、じっとこちらを見るけろじが...
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井上荒野の連作短編集『潤一』は、9人の女と潤一との別れなどというものすら持たない出会いを描いていたが、ドラマは、そのなかの6人の女をクローズアップしていた。印象的だったの...
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トイレの一輪挿しに活けた庭のローズマリーと吾亦紅に、日々癒されている。一輪挿しは四角い鉄細工で、片側にこれまた四角い穴があいた風変わりなもので、何年か前に渋谷を歩いていて...
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久しぶりに、玄関の模様替えをした。夫の誕生日は6月だったのだが、ひと月過ぎた頃に欲しいものがあるというのでプレゼントすることにした。ふたり馴染みの雑貨屋の床に置いてあった...
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お盆休みに出かけた瑞牆さんぽの様子を、特派員ブログにアップした。タイトルを考えていて「川涼み」はどうかと思い、正しい日本語でそういう言葉があるのかと調べてみると、俳句の夏...
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井上荒野, 読書 2020.08.23
79歳の母から3人の子どもたちのもとへ電話が行く。父を殺した、と。そんな衝撃的シーンから始まる8編から成る井上荒野の連作短編集は、とても哀しくもあるのだが、しかしそこはか...
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